目的:高齢入院患者におけるIMUを用いた歩行フィードバックの効果検証。
方法:7名の高齢入院患者にリアルタイムフィードバックによる60秒間の歩行試行を3種類(①フィードバックなしの歩行、②立脚後期の足関節底屈へのフィードバック、③立脚後期の下肢伸展角度へのフィードバック)ずつ行った。フィードバック前後の関節角度を比較した。
結果:リアルタイムフィードバックは歩行速度を増加させたが、フィードバックなし(p=0.176)、足関節条件(p=0.237)、下肢伸展角度条件(p=0.398)の各試行では有意差はなかった。歩行運動の変化については、下肢伸展条件はフィードバックなしと比較して下肢伸展角度が増加した(p=0.048, r=0.77)。
Front. Physiol. 2024 Volume 15 . doi: 10.3389/fphys.2024.1384313
Miyazaki T, Kiyama R, Takeshita Y, Shimose D, Araki S, Matsuura H, Uto Y, Nakashima S, Nakai Y, Kawada M.