目的:座位または臥位での運動中の関節反力、筋力を検討すること。
方法:立位での3つのエクササイズ(歩行、スクワット、フォワードランジ)と、座位または仰臥位での3つのエクササイズ(座位での膝伸展、レッグレイズ、ブリッジ)を10人の健常男性に実施した。腰椎と下肢の関節反力と筋力は、モーションキャプチャデータに基づく筋骨格モデルシミュレーションを用いて推定した。
結果:ブリッジ時のL4/L5の関節反力は、歩行時やスクワット時と同等であった。ブリッジでは、脊柱起立筋と多裂筋で歩行時よりも有意に大きな筋力が発生した。座位または仰臥位での運動は、立位での運動に比べ、L4-L5および股関節、体幹伸展筋への負荷が大きかった。
Journal of Bodywork and Movement Therapies. 2024, 40, 263-269; https://doi.org/10.1016/j.jbmt.2024.04.043
Takeshita Y, Kawada M, Miyazaki T, Araki S, Matsuzawa Y, Higashi N, Hayashi H, Yamaguchi Y, Nakatsuji S, Nakai Y, Kiyama R.