目的:地域在住の方を対象に加齢と性差が歩行の運動学に与える影響を検討すること。
方法:鹿児島県垂水市に在住の50歳から89歳まで836名が参加した。歩行速度、歩幅、ケイデンス、歩行中の関節角度を測定した。統計学的解析はデータを各年代(50代、60代、70代、80代)に区分し年代と性別を要因とする二元配置分散分析を行った。
結果:膝屈曲と足背屈において年齢と性別の交互作用を認めた。特に女性では60代以降から膝屈曲が他の関節よりも大きく低下することが明らかになった。
Gait & Posture. 2023, 6(103), 153-158; https://doi.org/10.1016/j.gaitpost.2023.05.009
Araki S, Kiyama R, Nakai Y, Kawada M, Miyazaki T, Takeshita Y, Makizako H