脳卒中患者4名を対象に前脛骨筋と中殿筋への機能的電気刺激(FES)とAFOの併用療法を行い、即時効果と保持効果をFESあり・なしの条件で検討した。4症例中3症例では、FESを用いた歩行練習により介入直後に歩行速度が向上し (改善度0.08-0.16 m/s) 、FESなしの介入直後よりも歩行速度が大きかった。また、FESありの介入10分後では、全症例で歩行速度が向上していたが (改善度0.01-0.05 m/s) 、その効果はFESなしと同程度であった。
荒木草太、下村郷、宝満厚太、東條竜二、松澤雄太、大渡昭彦、木山良二、中村俊博