骨盤骨折に伴う跛行が電気刺激による自主訓練で改善した一例
第27回鹿児島県理学療法士学会
骨盤骨折による創外固定術後にトレンデレンブルグ歩行を呈した50歳代の男性に対し,中殿筋への電気刺激を用いた自主練習の効果をABデザインにて検討した。A期:通常の理学療法のみ2週間、B期:Aに加えて中殿筋への電気刺激を20分実施。B期で体重比外転筋トルク、歩行機能が改善し、トレンデレンブルグ徴候が消失した。電気刺激は筋力向上、歩容改善に影響を与える自主訓練習になり得る可能性を示唆した。荒木草太、富岡一俊、加治智和、安部智