論文

基本情報

氏名 光永 憲香
氏名(カナ) ミツナガ ノリカ
氏名(英語) Mitsunaga Norika
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

統合失調症の病識欠如に対する心理社会的介入の現状

単著・共著の別

共著

概要

(研究指導、論文作成指導)統合失調症の病識欠如はよく観察される重要な所見の一つであり、服薬治療継続の困難につながり、再入院の原因となり得る。近年、病識欠如に対する心理社会的介入の有効性が明らかになりつつある。本研究は統合失調症の病識欠如に対する看護師による心理社会的介入について国内外の研究動向を概観し、介入手法、病識改善への効果などを整理した。医中誌Web、PubMed、CINAHLおよびPsycINFOを用いて2004年から2020年までに掲載された論文から文献検索を実施した結果、国内で4件の心理教育が実施されており、すべての研究で病識改善の効果が示されていた。一方、国外では多種多様な介入手法、介入期間および病識の評価方法で実施されており、14件中すべての研究で有効性が認められた。看護師による病識改善への一定の効果が認められたことから、その遂行が服薬アドヒアランスの向上による再入院の減少にもつながることが期待される(全12頁 坂井舞、町田有季美、とし恵太、光永憲香、吉井初美)

発表雑誌等の名称

総合病院精神医学34巻1号23-35

発行又は発表の年月

202201