我が国の初発統合失調症患者の母親に関する研究動向と支援課題
初発の統合失調症患者の母親への研究動向や支援課題について整理検討した。国内研究では、質的研究法による心理の研究が主流だった。論文検討より,母親の悩みや知識不足に対しては,統合失調症の知識や情報提供を通じて,母親の心理的支援を行う必要がある。また,我が国の母親に必要な組織上の支援体制整備,家族支援の診療報酬化の実現などが求められることが分かった。(全頁6頁 吉井初美,光永憲香,齋藤秀光)
東北大学医学部保健学科紀要22巻1号