本研究では、パンデミック時の大学生におけるCOVID-19情報源と医療従事者に対するスティグマの関連性を調査することを目的とした。8大学の学生281名がWebアンケートに回答した。COVID-19の情報源としてTwitterを利用した者は139名(49.5%)、ニュースサイトを利用した者は187名(66.5%)、保健機関のウェブサイトを利用した者は46名(16.4%)であった。年齢、性別、学科、Perceived Vulnerability to Diseaseのスコアで調整した結果、スティグマの程度はTwitterを利用している学生とそうでない学生で差がなかった。COVID-19に関する情報を得るために、公的機関のウェブサイトを利用した学生は、利用しなかった学生に比べ、有意にスティグマ的態度が低いことが示された。
(研究計画、論文執筆の一部を担当)
Nakanishi, M., Sakai, M., Takagi, G., Toshi, K., Wakashima, K., & Yoshii, H.