本研究では、COVID-19流行時の同居家族に関する変数が、COVID-19に関する不安、配偶者からのDV、児童虐待不安、インターネット中毒、COVID-19流行に関連する社会問題としてのメンタルヘルスとの間に示す関連を検討した。220名の保護者(男性70名、女性150名)を分析対象とした。その結果、就学前の子どもを持つ親は、子どもを虐待する可能性について不安を感じていることが示された。喫煙者は、配偶者からDVを受けるかもしれないという強い不安を報告した。また、COVID-19の流行により収入が減少した人、就業している人、家に部屋が少ない人は、インターネットに依存する傾向が強かった。最後に,COVID-19の流行によって収入が減少した人、流行に関して家族内で意見が対立していた人は,精神的健康が損なわれていた。
(研究計画、論文執筆の一部を担当)
Takagi, G., Sakamoto, K., Nihonmatsu, N., & Hagidai, M.