論文

基本情報

氏名 高木 源
氏名(カナ) タカギ ゲン
氏名(英語) Takagi Gen
所属 総合福祉学部 福祉心理学科
職名 講師
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

中学生に対する解決志向短期療法に基づく不登校行動低減のためのワークの効果の検討

単著・共著の別

共著

概要

本研究の目的は、中学生を対象に解決志向短期療法(SFBT)に基づくワークを実施し、不登校行動の低減における効果を検討することであった。SFBTの効果を検討するために、個人の悩みの解決を目指す「個人のワーク」と理想の学級集団を目指す「クラスのワーク」を作成した。本研究の結果、分析対象となった生徒は308名(男子136名、女子172名)であり、個人のワークのみに取り組んだ生徒は、学校での対人場面を避ける不登校行動が低くなり、獲得的レジリエンス要因が高まることが示された。個人のワークに加えてクラスのワークにも取り組むことによる追加的な効果は示されなかったが、SFBTに基づくワークは4週間という短期間で効果を示したことから、不登校行動の低減において有効な手段だといえる。
(研究計画、論文執筆の一部を担当)
櫻庭真弓・高木源・狐塚貴博・兪幜蘭・若島孔文

発表雑誌等の名称

東北大学大学院教育学研究科『研究年報』, 70(2), 67-89.

発行又は発表の年月

202206