日本人大学生のCOVID-19に対する恐怖心と対処行動との関係
COVID-19は世界中に広まり、様々な社会問題を引き起こしている。本研究の目的は,COVID-19への恐怖が大学生の対処行動に及ぼす影響を調査することであった。 日本の大学生300名からアンケート調査への協力を得た。その結果、COVID-19への恐怖感が強く、他者への同調を重視する者は、接触の回避や備蓄という対処行動をとる傾向にあり、自己決定を重視する者は、接触の回避や健康管理への注力という対処行動をとる傾向にあることが示された。
International Journal of Brief Therapy and Family Science, 11(1)