【目的】心臓リハビリテーション(心リハ)処方の地域差と心リハ指導士との関連を評価する。【方法】都道府県別に2018・2020・2022年度の心リハ処方数、心リハ指導士数、循環器専門医数、心臓血管外科専門医数、人口密度を調査した。心リハ処方数は年齢・性別で調整した標準化レセプト出現比(SCR)を算出した。指導士数と専門医数は人口10万人当たりの人数を算出した。共変量を循環器専門医数、心臓血管外科専門医数、人口密度とし、Mundlakモデルを用いて心リハ指導士数と心リハ処方SCRとの関連について群間/群内効果を推定した。【結果】心リハ処方SCRは地域差を認めた(2018:63.8-165.0、2020: 71.3-154.1、2022:70.0-145.0)。心リハ指導士の群間効果は心リハSCRと正の関連を示した(β=2.75, p=0.026)が、群内効果は有意な関連を示さなかった(β=-0.89, p=0.668)。【結論】心リハ指導士が多い都道府県ほど心リハ処方SCRが高い傾向が示されたが、同一都道府県内における短期的な心リハ指導士数の変化は心リハ処方SCR変化と関連しない可能性がある。