ひとり親家庭の子どもたちを対象とした研究の動向から、社会福祉は子どもたちの生活問題をどのように社会問題として対象化していくべきかを提起した。レビューでは別居親との生活ができなくなったことに対する子どもへの影響把握型、子どもたちがどういった現状にあるのかを明らかにする現状把握型、子どもたちへの支援の在り方を提起する提案型に分類できた。本研究が着目する提案型は大人が設定した枠組みで調査研究がなされており、子どもの視点が弱いことを指摘し、今後の子どもへの研究の在り方として参加型の研究デザインの必要性を提案した。