高齢者災害医療
超高齢者社会では高齢者が災害弱者として最も多くを占め、その対応策は未だに解決されていません。大規模災害では高齢者肺炎が増加すること、認知機能やBPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)が悪化すること、日常生活機能が低下して生活の質(QOL)が低下することなどを報告してきました。今後は高齢者災害医療の在り方について、熊本地震や能登半島地震を踏まえて老年医学の立場から研究いたします。