論文

基本情報

氏名 佐藤 美紀
氏名(カナ) サトウ ミキ
氏名(英語) Sato Miki
所属 健康科学部 保健看護学科
職名 助教
researchmap研究者コード
researchmap機関

題名

羊水塞栓症を発症した妊産婦に対応した助産師の体験(修士論文)

単著・共著の別

単著

概要

本研究の目的は、羊水塞栓症を発症した妊産婦に対応した助産師の体験を明らかにし、羊水塞栓症を発症した妊産婦への助産師の対応のあり方について考察することとした。研究協力者は羊水塞栓症を発症した妊産婦に対応経験のある助産師で、新卒助産師や直近1年以内の体験者を除外した。データ収集は遠隔にて半構造化面接法を行い、分析は助産師の体験に着目し質的記述的に分析した。倫理的配慮として、宮城大学研究倫理専門委員会(承認番号:宮城大第87号)の承認を得て実施した。羊水塞栓症を発症した妊産婦に対応した助産師の体験として9つのカテゴリーを抽出した。助産師は、突然の【何をしても止まらない出血多量に直面する】中で【出血多量の原因を探る】、【いつもとは違うことが起きている気配を察知する】体験をしていた。また【急激な重症化への恐怖に駆られる】や【救急対応についていけない】といった心理的負担を抱き続けながら対応し【何が何でも産婦の命を助けたい】という願いも抱いていた。対応後にも【産婦や家族に対する自責の念に駆られる】や【産婦の転帰への思いを抱く】といった心理状態を抱き、【体験から教訓を得る】ことができていた。研究結果より、羊水塞栓症を発症した妊産婦に対応した助産師の特徴的な体験が明らかになり、羊水塞栓症の初発症状の第一発見者になる意識を持つ、いつもと違う気配に敏感になる、救急科と産科の看護職同士の連携を深める、羊水塞栓症発生時の助産師の役割を施設毎に検討する、羊水塞栓症に対応する場合に生じうる心理状態を理解する等の看護の示唆が得られた。
研究者:佐藤美紀
研究、論文作成、学内発表全ての過程を行った。2021年度宮城大学大学院看護学研究科博士医前期課程、修士論文として提出した。

発表雑誌等の名称

 

発行又は発表の年月

202203