学部生・大学院生交流を通じての自己省察とキャリア検討
本稿では所属学科において実施している学部生と大学院生との交流会を取り上げ、学年縦断的な交流・関りが学生自身のキャリアを検討する一助となる可能性について考察した。学部生は大学院生の経験談や大学院生活についての話を聞くことで、自身の理想像に向けて目標を新たにする機会となり、また、大学院生は学部生からの質問に答えることを通してかつての自分の姿を再確認し改めて将来の目標に対して意識を高める機会となることについて言及した。
『東北福祉大学臨床心理相談室紀要』第3号(p.74-79)