「箱庭の砂を用いた“遊び”とその表現についてー集団に馴染めない11歳男児との遊戯療法過程から」
日本箱庭療法学会第28回大会(神奈川)発表論文集
ワークショップ「分かりにくい箱庭表現-箱庭療法の可能性の探求」(講師:伊藤良子/学習院大学大学院)にて事例提供を行った。クライエントは箱庭を一つの舞台と捉え、人形を用いて再現劇のように遊ぶことがみられた。圧倒的な力で翻弄される内容や裏切りの連鎖といった内容からは、クライエントが生きている世界を彷彿とさせるものであった。その様な表現とクライエントとの関連について検討を行った。pp.34-35