被災地域間産業連関表からみるサプライチェーンの変化と産業復興(査読有)
東日本大震災による宮城県の産業復興の実態を探るため、震災発生前、発生直後、発生 2 年後について沿岸部・内陸部に分けた地域間産業連関表を作成した。また、産業復興に大きな影響を与えるサプライチェーンに注目し APL(平均波及長)による分析とその可視化もおこなった。以上の結果、震災によりダメージを受けた被災地のサプライチェーンの一部は、早い段階で震災前に近い状態まで戻したことが判明した。(pp33-46)
経済政策ジャーナル第18巻第1号(通巻第84号)