「被災地地域間産業連関表の作成と被害と復旧・復興の分析~宮城県のサプライチェーンの変化とその可視化の試み~」
『仙台防災未来フォーラム2021』セッション「東日本大震災からの経済復興・産業再生における制作ツールの評価」,仙台国際センター会議室4(オンライン報告),2021.3.7
独自に作成した震災前、直後、2年後での宮城県被災地地域間産業連関表について、APL分析を組み合わせたことにより、沿岸部の漁業を含めた食関連産業では、その大きな被害にもかかわらず、震災2年後の時点である程度までサプライチェーンを戻したことを確認した。これは応用としてトライしたネットワーク図(およびその可視化)でも確認できる。事業主の自力再建、公的支援、漁港仮復旧などが効果を示した可能性が考えられる。なお、県外に対する産業としての強さ(移輸出関連)も沿岸部の食産業関連は強くなった。なお本報告は科研費プロジェクト報告である。