「ソーシャルワークの理論と実践の統合」とテーマに、今日のソーシャルワークの実践展開とその背景、文脈に焦点を当てながら、ソーシャルワーク理論の実践での応用とその評価に関する研究活動を行っている。特に、今日のソーシャルワークワークと社会保障、社会福祉の制度・システムとの関連なかで、メゾ・マクロレベルのソーシャルワークの展開が強調され、重点化される中で、ミクロ・メゾ・マクロの諸レベルでの展開における実践上の葛藤やジレンマに焦点をおいた研究を多様な実践分野を通して行っている。この10年間は、東日本大震災による影響を受けた地域における住民の生活・福祉ニーズとそれらに対応した生活支援システムに関する研究、学校現場におけるソーシャルワークの展開システム、司法と福祉の連携に関するソーシャルワークに関する研究にかかわり、それらについては、大学紀要または関係学会の機関誌や調査報告書に発表している。