中華人民共和国の介護者に必要な介護教育システムに関する研究【査読付き】
中国では、高齢化と一人っ子政策の影響で、家庭内介護力が不足し、病院内介護者の腰痛が大きな問題となっている。病院内介護者は、被介護者の残存能力を十分に活用できないため、腰痛を発生させやすい中腰姿勢で介護を行うことが多い。また、病院職員による介護技術指導の効果は認められていない。このことから、JICAによるリハビリテーション技術協力を継続させ、わが国の優れた介護研修体制を中国の病院に普及させることが重要である。
宮城大学大学院博士前期課程修士論文