「障害基礎年金支給決定における課題」「査読有」
障害基礎年金の受給者が増加している現状の中で、障害基礎年金が本当に必要な人に支給されない現状があるのではないかと考えた。障害基礎年金の申請にあたって当事者や家族がどのようなプロセスを経たのかを把握したところ、当事者の年金についての認識の低さ、ひとり暮らしを可能にする収入が得られない就労の現状、障害特性を理解しながらの就労、診断書を作成してもらうことが困難な理由、障害基礎年金の不支給決定から審査請求、専門職との繋がりなど明らかになった。
東北福祉大学研究紀要