本研究は,生理ケアアセスメントツール試案の説明後,使用開始前の支援者の認識を明らかにすることを目的とした。障害者支援施設等の支援者61名を対象に,試案を必要と考える理由と活用前の感想を質的帰納的に分析した。全員が必要と回答し,必要性の理由から6カテゴリ・19サブカテゴリ・105コード,活用前の感想から13カテゴリ・44サブカテゴリ・165コードを得た。支援者は,表出困難な不調の把握,利用者理解,個別支援,情報共有,支援の客観化を期待する一方,記入負担やプライバシー等を課題として認識していた。説明段階で導入への期待と倫理・運用上の留意点が言語化されており,導入前教育と運用設計の必要性が示された。