市立函館病院では令和5年,がん診療連携拠点病院の指定要件に新たに加えられた自殺ハイリスク患者の対応フローを作成した.これを受け,看護師の自殺予防対応力向上に向けた課題を抽出し,教育支援方法を検討した.看護師にとって,希死念慮を訴えられた経験はその後の患者対応への自信をもたらすが,自殺企図に遭遇した経験は自信につながらないこと,しかしそれらの経験は知識の定着と相関する可能性があることが示唆された.今後は知識普及に加え,体験型の研修やケースカンファレンスを多く企画していく必要があると考えられた.
齋藤 百代, 佐々木 史, 赤松 直子, 武村 尊生, 中村 万希, 東 史高, 村上 祥子, 内山 一郎, 中西 一彰