「心理職から見たコミュニケーションと精神・心理的介入の実際:できていることとプラスワンポイント」【査読有】
筆者はこれまで臨床心理士として疼痛患者の精神・心理的対応についてコンサルテーションの依頼を受けてきた。そこから感じたことは、心理士が前面に出る必要があるケースは意外なほど少なく、依頼元スタッフへのアドバイスにより状況が改善するケースが多いことである。本稿では、医療における心理専門職のたちばから、コミュニケーション、精神・心理的介入のコツについて触れ、リソースの一つとして精神科リエゾンチームを紹介した。また、医療従事者が精神的健康を保持することの重要性についても述べた。pp.228–234.
日本運動器疼痛学会誌 第12巻3号