「心不全合併の不安発作に対し、臨床心理士の認知行動療法的アプローチが奏功した2症例」
第25回 日本総合病院精神医学会総会 (東京)
心不全と不安発作を合併した患者に対し、心理療法において検査データを客観的指標として用いた結果、身体症状と精神症状の分離に成功し、精神症状の軽減に至った2例を報告した。 特に高齢者においては、身体疾患の有病率が高いうえ、身体症状との重畳も見られる。心理士が心理療法を進める上で必要な知識、教育体制を論じ、身体合併症を有する患者に向き合う際の態度についても言及した。