その他

基本情報

氏名 武村 尊生
氏名(カナ) タケムラ タカウブ
氏名(英語) Takemura Takaubu
所属 総合福祉学部 福祉心理学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

公認心理師が入院時重症患者対応メディエーターを担う意義と問題点

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202311

発表学会等の名称

第36回 日本総合病院精神医学会総会 一般演題(仙台市 仙台国際会議場)

概要

2022年の診療報酬改訂を受け、入院時重症患者対応メディエーター(Critical Care Mediator:以下、CCM)が配置される病院が徐々に増えている。CCMの実践報告はまだ少なく、特に看護師や社会福祉士以外の職種からの報告は僅かである。このため、ある病院における実態を調査すると共に、公認心理師がCCMを担う意義と問題点について検討を行った。
 患者の意思決定支援はCCMができる前から各職種が業務の一環として行ってきたものである。しかし、急に重篤な状態に陥って混乱する患者・家族の気持ちに共感しつつ、思考を整理し、洞察を促し、意志決定に繋げて行くという一連のプロセスは、心理療法的介入と技術的に近いものがある。特に、否認や強い情緒反応を示すケースへの対応、患者の意志が確認できない際の推定意思の探索など、他の職種にとって困難度の高い介入は、公認心理師の専門性を生かし、他職種の支援ができることを提唱した。

発表者) 中村万希1)2)、赤松直子1)2)、佐々木史2)、武村尊生3)、山本容子4)、今泉均5)、氏家良人5)


1)市立函館病院 臨床心理科、2) 市立函館病院 精神神経科、
3)東北福祉大学 総合福祉学部福祉心理学科
4)市立函館病院 看護部 5)市立函館病院 ICU(集中治療部).