日本総合病院精神医学会では、2022年度、「医療従事者の健康支援委員会」と「女性医療者支援委員会」が統合されて、新に「医療者支援委員会」が発足した。
第1回目となる本プログラムは、ミドルエイジに差し掛かった医療従事者が考えているこれからの働き方、後進との向き合い方をテーマとするワークショップである。
これまで女性医療者支援委員会は、2年にわたって仕事とプライベートを線引きせず、仕事とプライベートが相乗的に作用し合うことで豊かな人生につながるというワークライフインテグレーションをさまざまな角度から検討してきた。そこに加齢による体力の低下を感じはじめるミドルエイジに焦点を当てて、「医療者従事者の健康支援委員会」が取り組んできたセルフマネジメントの視点を取り入れたテーマである。
まず総合病院で働くさまざまな職種のパネラーによるパネルディスカッションをおこない、その際に50歳代の心理職の立場からパネリストを務めた。その後、フロアとの意見交換を兼ねたワークショップをおこなった。