その他

基本情報

氏名 鎌田 克信
氏名(カナ) カマダ カツノブ
氏名(英語) Kamada Katsunobu
所属 総合福祉学部 福祉心理学科
職名 准教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

子どもの「生活とからだ」を軸にして学ぶ保健の授業~小学校での生活習慣病の授業から

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

202111

発表学会等の名称

日本学術会議・日本学校保健学会第67回学術大会市民公開シンポジウム

概要

保健教育において,子どもたちに健康に生きる主体者としての能力や知恵を育むことが重要である。実際の授業で重要なことは,第一に,生活レベルの課題をからだの問題として問い直す発問の開発により疑問を誘発し,それが子どもたち自身の問題意識になるようにすることである。第二に,「対話」として話し合う前に,子ども自身が自分のからだや生活と対話する(問い直す)ことを大切にし,他者の考えや経験と照らし合わせながら考えを深めた上で,科学的な事実と出会わせることである。発問により子どもたちの内なる疑問を引き出しながら,自身の生活経験やからだとの対話,他者の経験や考えとの対話を生み出し,納得と気づきのある理解に導くことで,自らの意思で自分の行動を変え,からだと健康の主体者としての意思形成を図っていく。発表では,健康に生きることに関わる子どもたちの生活,経験を発問により引き出しながら,からだのしくみやはたらきを実感的・科学的に学び,その世界をくぐらせながら納得の伴った理解に導くことを目指した授業の実際について提案した。