次期学習指導要領の改訂を前に,その課題と限界,可能性について保健領域・分野に焦点をあてて考察した.小学3年生から保健領域の学習が始まり,健康を保つには「運動,食事,休養及び睡眠の調和のとれた生活を続けること」が必要であることを学ぶことになっている。大人にとっては,それでもよいが,そこには,子どもにとって必要な「あそび」の観点が抜け落ちている。ここには「将来の必要」に向かって邁進させる思考が働いている。「子どもの主食はあそび」「子どもはあそびでできている」とも言われるほど,子どもたちの発達と健康にとって遊びは欠かせないものである.次期学習指導要領には,子どもにとって「あそび」が欠かせないものであることを明記してほしいと考える.また,それについて学び合う実践の創造も,これからの実践的課題だと考える.