自分のからだを無造作に扱う感じのする子どもたちを前に,自分のからだの感覚を見つめ,必要な部分に必要なだけ力を入れて動けるからだを育てることを目的に,「頭で立つ逆立ち」を教材にして実践的な考察を行った。単にできるようにさせるのではなく,語り合い,綴らせて読み合い,伝え合う中で,互いの心理的な状況を尊重し,学び合わせることの重要性について提起した。
第二部「からだ育て」としての体育の授業づくりー第7章「からだ」に問いかけ,対話するー実践記録⑦頭で立つ,ともに立つ,自分のからだで立つ逆立ち p145~p163
久保健,中森孜郎,田中新治郎,里見まり子,鎌田克信他7名