コロナ禍における公衆衛生看護学実習に対する学生の不安と戸惑い-完全オンラインによる代替的実習における体験から-(査読付き)
公衆衛生看護学実習の代替として実施した完全オンライン実習について、学生の不安や戸惑いを明らかにした。6名の保健師教育課程の学生に半構造化面接を実施し、その内容を質的記述的に分析した。その結果、学生が実習先の保健師や住民と場の共有ができないことによる学びの限界、オンライン実習方法を初めて体験したことによる実習の進めにくさが明らかになった。今後は、学生の不安や戸惑いを考慮した実習内容や方法を導入し、学生の学びを担保する必要があると示唆された。(渥美綾子、佐藤晃子、下山田鮎美)
東北福祉大学研究紀要 第47巻