介護予防自主グループ育成における自主化に向けた保健師の視点を明らかにすることを目的に、保健師10名に半構成的面接を行い質的記述的に分析した。その結果、《介護予防自主グループを必要とし自主化に向けた住民の思い》《コアメンバーと参加者が協働して自主グループを運営していく力》《グループ凝集性に影響するコアメンバーと参加者の相互作用》《コアメンバーが抱える自主グループ活動に対する自信や不安》《コアメンバーと参加者のグループ活動による享受》《地域の関係者や地域組織が自主グループを支える協力体制》の視点でアセスメントしていたことが明らかになった.保健師は、コアメンバーと自主グループを地域全体で支える視点を持つことが重要であると考えられた。