「発話に制限のある肢体不自由児へのコミュニケーション支援方法の検討」
発話困難な四肢まひを伴うアテトーゼタイプの脳性まひ(CP)児の思考や言語獲得の特徴について、問題解決課題の遂行状況から考察した。提示課題が自己にとって未知あるいは既知であるかを即座に認知し、既知刺激である場合のYes/Noの応答言語行動と、未知刺激である場合の教示要求言語行動に分化して言語産出するための強化スケジュールや問題解決課題に用いる刺激の選択が、発話困難なCP児の思考と言語獲得に及ぼす影響について考察した。pp.207-210
情緒障害教育研究紀要 第27号