「特別支援学校に在籍する児童の行動問題の理解と支援 -行動の機能に着目したアプローチ-」
知的障害特別支援学校の指導場面で頻繁に見られていた児童の行動問題について、機能的アセスメントを実施した。このアセスメントから得られた行動問題の「事物獲得」の機能に応じ、PECSや指さしのコミュニケーション指導を行った結果、対象児に機能的なコミュニケーション行動が見られるようになり、行動問題を減らすことができた。この結果より、知的障害特別支援学校に在籍する児童生徒の示す行動問題に対する行動の機能に着目したアプローチの有効性について考察した。
東北福祉大学教育・教職センター特別支援教育研究年報,(14),3-14