「個別の指導計画を機能化させるための方略の検討 -肢体不自由養護学校における自立活動を主とした教育課程での実践を通して-」
肢体不自由養護学校の重複障害学級において自立活動を主とした指導を行っている生徒を対象として事例研究を行い,個別の指導計画を日々の教育実践において有効に活用していくための方略について検討した。対象児の個別の指導計画に記載された指導目標を学校生活の流れの中に具体的に位置づけた目標分析表を作成し,日々の実践の評価表としても活用した。その結果,目標分析表の活用が教師の関わりや指導の手立てを明確にしていく上で有効な手段であることが示唆された。pp.137-142
情緒障害教育研究紀要 第22号