肢体不自由児の運動・動作の評価にモーションキャプチャを活用し、その有効性について検討した。対象は肢体不自由特別支援学校小学部3年の男児で二分脊椎による下肢麻痺があった。対象児の投球動作との比較のために、健常の野球上級者に車椅子に座って投球を行ってもらい、モーションキャプチャのデータから作成したCG画像で比較した。その結果、360度から分析可能なモーションキャプチャを用いることで、上体の回旋不足など、二分脊椎の対象児の投球動作の課題を明らかにすることができた。
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和史朗・渡部信一・佐藤克己・薄井洋子・栁田恵梨奈