探究とは、物事の本質を事故との関わりで探り見極めようとする一連の知的営みのことで、具体的には「主題設定」・「資料の収集・分析」・「考察・構想」・「まとめ・表現」という4つのプロセスを持つ学びである。地理歴史科の歴史科目は3科目とも、最終大項目の最終中項目で探究活動を行うことになっており、科目のまとめと位置付けられている。探究活動のプロセスの1つである「主題設定」は難度の高い学びであるが、それ以前の各科目の学びの中で生徒による「問いの表現」やそれを受けた教師による主題設定などで習熟を図ることが求められている。また、生徒による「資料収集・分析」から「考察・構想」に至るプロセスも重視されており、生徒自ら「資料収集」するためには身近な資料に問いかける学習を一層充実させる必要がある。