偽上皮種性肥厚に対して患者指導が効果的であった１例

日本創傷オストミー失禁管理学会誌　14巻１号P132

偽上皮種性肥厚は排泄物が長期にわたり皮膚に接触すると皮膚が浸軟し、皮膚の肥厚が起きるために生じる。悪化防止には、排泄物の付着を防止する管理が必要となる。患者の知識不足に基づく自己流の管理方法が偽上皮種性肥厚の悪化を招き、形成術を2回必要とした症例において、ストーマ外来における患者指導が偽上皮種性肥厚の再燃防止に効果的であった。ストーマ外来で患者との信頼関係を築くことによって管理方法を変更することが可能となった。石井光子、石川環、三宅大、矢野秀郎、斎藤幸夫第19回日本創傷オストミー失禁管理学会学術集会（東京）