褥瘡ハイリスク患者ケア加算による褥瘡予防効果の検討~加算開始前後の褥瘡発生率を比較して~
国立病院看護研究学会(東京)
2007年7月より褥瘡ハイリスク患者ケア加算を開始した一施設における今回の診療報酬による褥瘡予防効果、および今後の課題について検討した。褥瘡ハイリスク患者ケア加算に向けて体圧分散マットレス増加後、褥瘡発生率は低下し、褥瘡予防の効果がみられた。褥瘡ハイリスク患者ケア加算開始後、周手術期の褥瘡が明らかになった。今後、さらなる褥瘡対策を徹底するために、看護師の教育が課題である。