平成29年告示の学習指導要領のもと新設された「特別の教科 道徳」の教科書を手に道徳科の授業が行われている。学校現場においては自己研鑽の場として研究授業及び事後の授業検討会を通した校内研修が主となり、教師の資質向上の一助となっている。こうした現状を踏まえて、道徳科の授業づくりを学んだ大学生が、道徳科の授業をいかに構想し模擬授業として行い、リフレクションを活用した事後の授業検討会を通してどのような気付きや学びを得るのかについて探ることで、教員養成における学生の実践的指導力の育成を目指した試みである。