障害者スポーツセンターにおける“スリングエクササイズ(SE)”の取り組みについて‐主観的効果の検証を手掛かりとして‐
東京都障害者総合スポーツセンター利用者36名を対象に、スリングエクササイズの使用目的、使用頻度、主観的効果、エクササイズポジション、アプローチ部位に関する調査を実施した結果、脳血管疾患等の神経疾患を有するケースや、関節疾患によって可動域制限や痛みをともなうケースに対して、残存機能を活かしながら少ないエネルギーで動作を連続させ痛みをともなわずに血流改善や可動域の拡大を図れるなど、主観的な効果が認められた。(著者:佐藤敬広、横田篤志、多賀留美)
日本障害者体育・スポーツ研究会2013研究紀要第37集