“社会問題に対する福祉”と“健康対策のための福祉”の切り口から論じている書籍であり、同書の第2部第2章「介護予防に活かす運動器向上トレーニング」の執筆を担当した。介護予防の介入段階に合わせて、指導案の作成例、プランニングを紹介している。また、日常生活場面を想定したトレーニングについて、脳血管疾患の麻痺ステージと介護度などの機能レベルに合わせて多数の画像を交えながら紹介している。脳血管疾患者への支援方法、配慮およびスポーツを通じたトレーニングが、従来の介護予防運動器機能向上トレーニングやリハビリテーションの考え方から一歩進んで、様々な要素を含めた支援の促進が期待できると考えられる。(pp57~82)編著者:伊藤秀樹、渡部琢也 共著者:伊藤秀樹、渡部琢也、佐藤敬広、渡部智也