10年目を迎える特別支援教育とインクルーシブ教育システムの現状
障害のある子ども一人一人のニーズに応じて必要な指導と適切な支援を行う特別支援教育の開始から10年が経過し、障害がある人と障害のない人がともに生きる社会を作るという考えは急速に普及した。また、このことと足並みをそろえ、インクルーシブ教育システム、合理的配慮といった、人々の多様な在り方を相互に認め合う社会も形成されつつある。 本論文は、インクルーシブ教育システム構築に向けて学校が行ってきた取組及び学校における合理的配慮の考え方についてまとめたものである。93-102
東北福祉大学特別支援教育研究室研究紀要第8号