子ども(学生)は時として大人がはっとするような質問をしてくることがあります。「知らない事は聞くのが当たり前」がなせる業ですが、改めて考えてみると物事の本質を言い当てている場合も多いものです。
昨年、学生から次のような質問を受けました。
「先生、国語の研究授業で『大きなかぶ』 を指導するのですが、手話で『うんと こしょどっこいしょ』はどうやったらよいのですか?」 授業づくりをするに当たって教材研究を始めたからこそ出てくる疑問です。
これをお読みのみなさんでしたら「うんとこしょ どっこいしょ」は、どう表現しますか?
本稿では、この話から、教材研究の大切さについて述べていきたいと思います。