その他

基本情報

氏名 大西 孝志
氏名(カナ) オオニシ タカシ
氏名(英語) Onishi Takashi
所属 教育学部 教育学科(初等教育専攻)
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「聴覚障害教育の専門性(7)口声模倣の励行を心がけましょう」

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

202311

発表学会等の名称

聴覚障害2023年度Vol78 通巻795号 ジアース教育新社

概要

はじめに
 最近、授業中の口声模倣(こうせいもほう)を目にする機会が減った気がします。補聴器等の性能がよくなり、子どもが聞き取っている(と感じられる)場面が多くなってきたことは事実です。また、手話によって話の内容を子どもが捉えているので、あえて流れを止めてまで口声模倣はしなくてもよいのでは・・・ということもあるのかもしれません。 
 私は授業で「口声模倣は、いつでもどこでもできる、しかも教材の準備が不用な、大変有効な言語指導法です」という話を学生に伝えています。
 口声模倣は初めて耳にすることば、知らなかったことばを獲得するためにも効果的な指導です。さらに書きことば定着のために、誤って覚えている音韻表象(音数やつづり)を確認し修正することも可能です。
 本稿では、口声模倣とは何か、何のために行うかということをお伝えしたいと思います。