高校における実態把握
2022年12月、「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査」の結果が公表されました。
前回の調査から十年、この間、発達障害者支援法の改正(2016年)、小・中・高等学校学習指導要領における特別支援教育に関する記述の充実など、障害のある児童生徒を巡る状況は大きく変わりました。
特に高校において、特別の教育課程の編成を可能とした「通級による指導」の制度開始(2018年)は、支援を必要としていた生徒及び保護者にとっては画期的な出来事であったと思います。
自治体レベルでは、これまでも高校に支援が必要な生徒がどのくらい在籍しているのかについての調査は行われていましたが、今回の調査によって、全国的な実態の一面が明らかになりました。