障害のある児童の指導においては、教員の特別支援教育に関する専門性の向上が不可欠である。平成14年度に文部科学省が行った調査によると、通常の学級に在籍する学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、高機能自閉症等により特別な教育的支援を必要とする児童生徒の割合は推定6.3%となっており、この数値は特別支援学級在籍者、通級による指導を受けている児童生徒よりも多い。そのために、校内研修を実施したり、校外の研修会に参加し、最新の情報を収集したりすることが必要である。小学校で障害のある児童にかかわる学級担任等に求められる特別支援教育の専門性とその向上のための研修について解説
80-83