聴覚障害のある子供が自立し社会参加するためには、多様なコミュニケーション手段を活用し、お互いの意思疎通ができる環境での授業が大切である。一方、近年は手話の使用場面が増え、コミュニケーション手段が成立しやすくなったものの、「通じること」と「わかること」が、乖離し、学力や言語力の向上に結びついていない授業も見受けられる。本解説では聴覚障害児の書き言葉の課題を事例の分掌を紹介しながら説明するとともに、聴覚障害児が読めるよう、書けるようになるためにはどのようなことに気を付けて指導するとよいのかを解説。
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