特別支援学校の教育の章において「複数の障害部門を併置する学校の現状」という節の分担執筆。
1.複数の障害部門を併置する特別支援学校
平成19年度に特別支援教育がスタートしてから17年目となった。その際、学校教育法の一部改正により従来の盲学校、聾学校、養護学校の制度は、幼児児童生徒の障害の重複化に対応するため、複数の障害種別を受け入れることができる特別支援学校に転換された。
平成19年度には1013校であった特別支援学校は、令和4年度には1171校に増加し、複数の障害教育部門を設置する特別支援学校は、学校や地域の実情を踏まえ269校(約23%)となっている。